2011年10月30日日曜日

ASローマ VS ACミラン 

今日の午後に理容店のご主人から近くにスペースが広くて、スクリーンが大きい
”SCOMMESSE SPORTIVE”がある、と聞いて実際に行ってみました。

アパートからおよそ100メートル先に行ったところにあり人だかりがしていたので
すぐに分かりました。熱心なASローマファン(ここローマでは、多くの人が地元の
ASローマを応援しています)が、声を上げて”FORZA(フォルツァ)!”と掛け声を
出していました。

結果は、1点差でACミランに3:2で負けてしまいました。
ゲームオーバーになると、あの大きくて元気のあった声は、いつの間にか消えて
無くなり、試合の実況解説者の声だけが、誰も腰かけていないイスに向かって
流れていました。

                お店の看板書きの”scommesse”とは、賭けごとと言う意味です。

                負け試合 パルラーレまでも 元気なく     元鷹

                
                    

冬到来!”プンタレッレ”を食しました。

今日初めて近くのスーパーの野菜売り場にて、冬から春にだけ店先に顔を出す野菜
”プンタレッレ”を見つけました。すぐさま、程よい大きさのものを選んでカゴにそっと入れました。

売り場の係員が、「新鮮だよ!」とひとこと。以前にいつ頃出てくるかを聞いたことを覚えて
いてくれたので、わざわざ声を掛けてくれたのでしょう。この野菜の味の特徴は、苦みがあり、
しかし食べ慣れるとあとを引くことです。

今日の”プンタレッレ”のお値段は、390gで0.59ユーロ(およそ65円)でした。
さて、久し振りの”プンタレッレ”ですが、もっと美味しい食べ方を明日にでも詳しい人に聞いて
みなくては。

                
                プンタレッレ 冬のはじまり ローマから     元鷹

2011年10月24日月曜日

ローマの花火

アパートに帰宅しますと、遠くに爆音が聞こえました。どうしたものかとテラスに出ましたら、
何と”花火”が高々と打ち上っていました。時間は、およそですが20時30分頃でした。

方向から判断しますと、ローマ中心から東南のCIAMPINO(飛行場があります)当りでしょうか?
カメラを持ち出して、10回ほどシャッターを切ったら、あっと言う間に花火は終わっていました。

日本の花火のような華やかさはありませんでしたが、それでも寒空に花開いた一輪の花火に
感動してしまいました。ローマ郊外の花火打ち上げですが、何と無く興味をそそる出来事でした。

     
                ☆メトロA線Anagnina方面に、見える夜空の花火一輪です。
                  写真中央に星のように輝いて見えてます。テラスから撮影。

                  テラスから 南東に見ゆ 花火かな      鷹山

2011年10月23日日曜日

ポルチーニ茸入りカレーライスは如何ですか?

ローマの天候は冬型になったのでしょうか?20日早朝には、雷を伴ったどしゃぶりの雨にローマっ子もびっくりでした。地下鉄A線は止まったり、駅をジャンプしたりで混乱しました。翌日はまるで「’O SOLE MIO」の歌詞のように嵐の後の清々しい秋晴れとなって、昨日のことは全て忘れたかのように晴れ渡りました。これまた”マンマ・ミア”です。(前々回のブログをご参照下さい)

さて、今朝は乾燥フンギ・ポルチーニを使って、カレーライスを作ってみましたのでご紹介します。
材料:ポルチーニ茸〔乾燥〕適量、玉ねぎ1ケ、人参小サイズ半分、ニンニク1片、食油大サジ1杯、塩少々、肉は用いずに料理します。カレー・ルーは、本日はハウス・バーモント・カレー(マイルド)250gを半分使いました。ライスは、北イタリア産”お米さん”2合。韓国そうざい店、ローマ三越にて販売しています。

付き合せ:材料 大根/中型 産地不肖、作り方:分からないので、ブツ切りにして、ニンベンの「つゆの素」を使って、90分位煮込みました。大根の葉も美味しそうでしたので、良く水洗いの上、一緒に煮込んでみました。カレーの付き合せよりもお酒のつまみに似合う仕上がりでした。

                ☆初めて作りました!”ポルチーニ茸入り”カレーライスです。

  
                ピアット中央玉ねぎの下に見えますのが、フンギ・ポルチーニです。
                10pscくらい入れたのですが、写真ではほとんど見えません。残念!

                
                付き合せ:大根&葉入りローマ風煮込み

                ローマでは 野菜も米も おともだち        元鷹

               

2011年10月19日水曜日

焼き栗の季節

ローマの10月には、主な観光地の所々に”焼き栗”のスタンドが現れます。
今日は、リソルジメント広場《サンピエトロ寺院近く》VIA OTTAVIANOを歩いて
いた時に、”焼き栗”スタンドを見つけました。

とても親切なマホメットさんにお願いして写真を撮らせて戴きました。
マホメットさんは、年内は同じ場所で毎日販売しているとのことでした。

値段は、3ユーロから1ユーロ刻みであります。1粒当たり、およそ0.25ユーロですから
日本円で、27円ほどになりますでしょうか。栗の中程に切れ目が入っていて、指で押すと
簡単に食べられます。焼き立ては、香しくローマの秋をお腹に入れたようで至極ハッピーな
気持ちになりました。

ところで、興味津津にマホメットさんに、ご無理を言って見せて頂いた価格表には、
”MARRONI DI STAGIONE”(旬の焼き栗)と大きい字で書かれてありました。
成程「旬の焼き栗」とは、うまいネーミングをつけたものだなあ、と感心してしました。


”焼き栗”スタンド風景
(写真中央はサンピエトロ寺院のクーポラです)
  栗の一つひとつを丁寧な手つき 焼いていました。
”沢山販売して下さいね!”と言って別れました。

 焼き栗や ローマの街角 秋深し      元鷹 


                     

2011年10月17日月曜日

Mamma Mia !

初めて、”Mamma Mia !”(マンマー・ミアと発声します)と言う言葉に接した時は、どんな意味なのかも分からずに、ただ何となくですが、「なんてことだ、これは!?」、「驚いたよ、これには。」と言ったニュアンスが感じられて、ついついそのまま真似して”マンマー・ミア”を連発した楽しい経験があります。訳すれば、「私のお母さん」、「お母ちゃん、来て来て大変だ!」とでもなるのでしょうか。

先日、サンタマリアマッジョーレ教会から、歩いて10分位に位置します”テアトロ・ブランカッチョ”
にて公演が始まったばかりのミュージカル”Mamma Mia!”を観てきました。
(住所:via merulana,244)

歌、ダンス、衣裳どれをとっても素晴らしく、兎に角面白く、セリフ《イタリア語》が分からなくても、感動できた舞台でした。フィナーレでは、観客総立ち《ついでに私も》でステージと一緒に盛り上がって終了しました。やっぱり、”Mamma Mia!”でした。

         
                ローマでは あれもこれもよ マンマミア!    元鷹

2011年10月15日土曜日

つい唸ってしまう景色です。

13日(木)午後2時45分頃、サンタンジェロ城を前にして、この余りの”威容さ”に成す術を知りませんでした。

ものの本には、ローマ皇帝ハドリアヌスが自らの墓の為に、Ⅰ23年につくられて、カラカラ帝(217年)までのローマの皇帝たちの遺体が納められている、と書かれています。

この重量感、デザインの美、存在感、そして神々しさは、どこから来るのでしょうか?
そんな想いを浮かべながら、建物を見つめては、すぐ下のテベレ川に眼を移してしまいました。

                サンタンジェロ橋中程から正面を撮影しました。

                 
                サンタンジェロ橋に取り付けられた天使像です。
                R.ベルニーニの作品と言われています。
                
                  ローマには サンタンジェロ どんと立ち     元鷹
                

2011年10月14日金曜日

"爆弾の噴水"を見つけました !

今日は、サンタ・マリア・マッジョーレ教会を見学してからヴァチカン市国周辺を散歩しました。
丁度、サンタンジェロ城とヴァチカン市国の間に、VIA DI PORTA CASTELLO と言う通りが
あります。まったく偶然でしたが、この通りを歩いていましたら、デザインがユニークで面白い
”爆弾の噴水”を発見しました。下から2段目の真ん中が人間の顔になっています。噴水の幅は、
およそ3.5mほどかと思います。建築家ピエトロ・ロンバルディが、1920年代にローマ市内に
10の作品を残したそうですが。これはそのひとつです。(参考本:竹山博英著「ローマの泉の物語」)

         
  日本のお米の俵積みを彷彿させるような面白い噴水を見つけました!

  

  水を吐き出す人間の表情がユーモラスです。思わずニッコとしてしまいますネ。

       気がつけば 至る所に 驚愕が         元鷹                   

2011年10月9日日曜日

クィリナーレ宮殿と美術館巡り

ローマの秋空は、夏の群青から淡い水色に変わっています。
つい先日、知人からクィリナーレ宮殿に近いスクデリエ・デル・クィリナーレ(美術館)で
「フィリッピーノ・リッピとサンドロ・ボッチチェッリ」展が、開催(10/5~’12/01/15)
されていることを知らせられ、今日8日午後に出掛けてみました。

小高い丘にあるクィリナーレ宮殿は、15年ぶりの訪問です。
建物トップには、イタリアの3色(緑・白・赤)国旗が青空を額縁にして、大きく棚引いていました。

宮殿の広場には、オベリスク、大噴水、そして見事と言うほか言葉が見つからないような
裸の青年像と馬の彫刻が、聳えていました。ぐるっとひと回りして、反対側にある美術館
へ入りました。ゆっくりと鑑賞が終わって外に出て見れば(入口とは違う)、坂道に続き、そのまま
5分ほど歩いてみると、人混みの中へ自然と入ってしまいました。細い道を抜けるとなんと
”トレビの泉”が眼前に現れました。ローマは、「遺跡ばかり」と言うことを再度実感しました。

                (左上)会場入口にて頂いたリーフレット (中央)チケット半券
                (右)知人から頂いたパンフレット

                クィリナーレ 堂々ひらく 三色旗          元鷹                           

2011年10月5日水曜日

赤ちゃんが生まれました?!

今日は、近所のスパー・マーケットの途中にあるアパートの玄関先に、
可愛らしい”飾り付け”を発見しました。(別の通りで、もう1件)

ピンク色の大きなリボンの中央には、ブランケットに包れた小熊の赤ちゃん
のアップリケが付られています。女のお子さん誕生のお知らせのようです。

アルファベットの字が小さくて、はっきりと読むことは出来ませんでしたが、
赤ちゃんの名前が、手書きで書いてありました。

このアパートの住人は、新しい生命の誕生を祝福しながら、毎日玄関を出入り
しているのでしょうね。”BUON COMPLEANNO !” ブオン  コンプレアンノ !



        ピンクの可愛いリボンでした。中央にアップリケがついてます。



               別の通りに在るクリーニング屋さんの入口です。
               お祝いを述べて、謂れをお聞きしたかったのですが、お友達と
               得意の元気なパルラーレ(長話)で、入り込めませんでした。

                    ロマーナの 誕生祝い 活気づき         元鷹
               



2011年10月2日日曜日

テベレ川のカモメ 


ルンゴ・トラスベーレを自由気ままに散策した時、川面にカモメ達が群れを成して
ひと時のパウザ〔休息〕を楽しんでいる風景に目を奪われました。喧騒の市内に
ありながら、われ知らずとばかりに翼を休めるカモメの仲間たち。シャッター・
  チャンスを狙い、岸辺に陣取って、しばし息を潜める思いで静けさを満喫しました。


ルンゴ・テベレ テスタッチオの岸辺から撮影



                  
               

テベレ川 カモメの飛翔 息を飲み    元鷹




                    

2011年10月1日土曜日

オペラ・シーズン開幕です!ローマ劇場は”ELEKTRA”初日でした。

1時間前から、開演を待つ紳士淑女で「TEATRO DELL’OPERA DI ROMA」の 前庭は、賑わっていました。今秋の初演は、”ELEKTRA”です。私は、4階の桟敷席からの
観劇でした。高所恐怖症の私には、ドキドキハラハラでしたが、舞台美術の素晴らしさと、
主役ソプラノの迫力に引き込まれて、あっという間に一幕2時間が過ぎてしまいました。
幕が下りれば、”BRAVA!”、”BRAVI!”、”BRAVO!”と言った観客席からの大声援で、
無事に終演とあいなりました。明日からローマにオペラの話題が、賑やかになることでしょう。

               
               入場が始まった午後8時頃のローマ・オペラ劇場入り口付近です。
               8月30日 初演/”ELEKTRA”

               ヴィア・トリノ オペラ始まり 秋の色       元鷹