2012年2月1日水曜日

研究 マーキュリー像の謎

今日から2月です。今年日本の冬は、雪も多く寒いお天気が続いていると旅行されていらっしゃる
お客様からのお声を伺っています。ローマの天気は、昨年12月から比較的暖冬が長く続いておりましたが、ここにきて急に冷え込んで参りました。人伝てには、今日にでもローマは雪❄が降る、と話しておりましたが、午前5時現在シトシトと☂降り状態です。

 話題転じて、日本にいた時からの”ある疑問”が、少し雪溶け≪?≫て参りましたので、ご紹介させて下さいませ。マーキューリー(像)を御存じの方が多いと思います。※メルクリウス、ヘルメス同義です。それは、三越日本橋本店の正面玄関(ライオン像のある玄関口)の5階付近に設置されています”マーキュリー像”のお話しです。

基本的な知識としましては、この像は2代目です。昭和47年三越創業300周年記念事業のひとつに再設置(同年5月29日)された像が、今日に至っております。さて、それでは、初代のマーキュリー像についてご説明します。

大正12年(1923)7月1日に同所(詳細は表玄関デザイン変更が在ったように見えますので正確では有りませんが)に設置されたのが始まりです。しかし、2カ月後の関東大震災で焼失した、という説。そして、先の大戦の時に貴金属の供出によるもので、取り外された、という説が有ります。

私の疑問は、当時イタリアの美術品(ブロンズ彫刻)を如何にして選択して、誰がどのようにして三越本店の正面玄関に設置したのだろうか?ということに有ります。と申しますのも当時の時代背景を考えますと非常に斬新でモダンで、さらに時代の先端を進む勢いを感じるからでございます。

ローマの発見が、ブログのテーマですから少々横道になってしましたが、ご容赦を。
少し長くなりましたので、続編は次回の”麗雅都だより”にてご案内申し上げます。乞うご期待!!



               ローマ ビッラ・メヂチ 庭園にあるマーキュリー像
               2011年9月20日入園・撮影後ろ姿です。

               
               ビッラ・メヂチ庭園 正面から見たマーキューリー像です。
               皆様の見慣れたブロンズですね。続編は、次回に。

               マーキュリー 誰が呼んだか メルクリウス    元鷹

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