今回は、その往復の道すがらに発見した「青海波」デザインの敷石模様についてです。
さて、既に昨年来この場で3回ほどでしょうか、紹介してきました。
久し振りの登場ですから、初めてこのデザインを観る読者の方もおられるかもしれません。
ローマでは、上を向いて歩いていて足元を見ないと危険なことがあるかも知れない、と言う訳ではないのですが、日本人には身近で親しみを覚える伝統柄/デザイン・”青海波”〔せいかいば〕に大変似通ったデザインの敷石を散歩しながら、探すようになってしまいました。
昨年の7月から今日までの間でも、およそ市内で5か所以上発見しました。昨年末には、遠出をした
チベタベッキア〔ローマに最も近い港町〕でも、見つけることができました。
話しを戻しますと、昨日は運が良く往復で1か所ずつ偶然見つかりました。
往路では、ノメンターナ通り28番地にあった「roma garden hotel」の敷地内にありました。受付の男性にお断りをして、写真を撮らせて貰いました。
そして、復路は同通り205番地のパラッツォ〔住宅・事務所などの集合建造物〕の敷地でした。〔2番目の写真〕
この「青海波」デザインのオリジナルは、どこ生まれたものだったのでしょうか?
何故、ローマにもよく似たデザインが、敷石として使われているのでしょうか?
待てよ、もしかして似ているだけで、日本の青海波模様とは、ぞのオリジンは全く異質なものかも知れないぞ?という疑問も湧いてきました。
私には漠然とですが、”SILK ROAD”ルーツで、東は日本へ、西はローマへ辿りついた文様/デザインなのではないだろうか?と言うイメージがあります。
そんな訳で7月には、知人の建築家R氏や内装工事会社の社長V氏にも、聞いてみたのですが、ハッキリとした回答は戴けませんでした。
9月初めに、ローマ国立図書館を尋ねて見ましたが、書架を歩いてみるだけでも時間が掛かってしまい、とうとう参考本に辿りつきませんでした。係り員に身振り・手ぶりで説明しましたら、その方面に詳しい専門家は、休暇中であるから、いついつ来られたら良いでしょう、というアドヴァイスを頂いた。
さて、次回の図書館調べによって、少しはヒントを掴むことが出来るだろうか?今から、楽しみにしたいと思っています。
もし、読者の方で”青海波”のルーツをご存じでしたら、ご教示を仰ぎたいと思います。
ホテル入口の青海波文様の敷石です。
この模様は、これまでの場合と違って、
孔雀の羽根を広げたような石が、並ん
でいるのが特徴です。
くっきりと白い線〔石〕が、際立っています。
歩道に面した鉄扉の前から、撮影しました。
たかが石 されど石ゆえ 考える 元鷹
0 件のコメント:
コメントを投稿