2012年12月8日土曜日

シチリアのお菓子屋さん

今年も早いもので、もう12月になってしまいました。この「早いもので・・・」という枕詞が使われるのもこの師走に多いのではないでしょうか?♫あといくつねるとおしょうがつ♪という唱歌を歌っていたのは、半世紀も前になるのか!と想像すると驚いてしまいます。人生とは、過ぎゆく時間なのかと。

さて、通勤路の途中で、アーケード(実際には、GALLERIAと呼びます)の商店街を通り抜けて会社へ向かいます。このガレッリアの真ん中に、貫録を漂わせたシチリア・パレルモのお菓子屋さんの老舗
”Pasticceria Dagnino”(パスチチェリア・ダニーノ)があります。

シチリア島パレルモが、その出身らしく店先の大きな看板には、DAGNINOというのれんの両脇にバランスよく、左頭にroma,その右側にはpalermoという所在地を入れています。(写真ご参照下さい)
場所は、共和国広場に近く、V・エマニュエレ・オーランド通りとトリノ通りに挟まれた”GALLERIA ESEDRA”(ガッレリア・エセドラ)を目指して頂ければ直ぐに分かります。

この老舗の名物は、シチリアのドルチェ(お菓子)です。
すぐにイメージが湧いてくるお菓子は、”カンノーロ”で、一番の名物菓子ではないでしょうか?!
リコッタチーズ、チョコレート、クリームなどを詰めた筒状菓子パンです。ドルチェシモです。

営業は、レストラン、バールも比較的大きく展開しています。また、お隣の店舗では、ギフトショップを展開しています。今年のXマス装飾は、アーケードを行き交う通行人の眼を引く鮮やかなカラーが見事です。(写真を撮らせて頂きましたのでご覧ください)

ローマでは、毎年12月8日~翌年1月6日をナターレ(クリスマス)期間としており、この時期が繁華街では最も人出も多くなって、買物客でまたは家族へのあるいは恋人へのレガーロ(プレゼント)を用意するための下見客で賑わいます。

かつてお正月が待ちどおしくて、ワクワクしたあの気持ちと同じように、ローマの人々はこの時期が一番こころがときめき、クリスマスまでの暫くの時間は、最も楽しい季節に違いありません。

イタリア人の話し声には、トーンに独特の深さがありますが、ナターレ直前のこのシーズンは、より深くそしてもっと張りのある通る声に聞こえるから不思議です。



               ガレッリア・エセドラ中央に店構えのあるドルチェの老舗
               Pasticceria DAGNINO ギフトショップ側の玄関口

               

               イタリアの縁起物の代表格と言っても良いでしょう。
               ピーニャ(まつかさ)を形とったオブジェ、大きさは何と
               20cm位ありました。本物に見間違えてしまいました。

               
               ギフトショップの飾り付けの素晴らしさをご覧ください。

               
               ギフトショップ左側に飾られたツリーと可愛いサンタ人形たち。
               
                  
               贈り物 ヘンリーの短編 想い出す      元鷹
               

1 件のコメント:

  1. こんなお洒落な店内でしたでしょうか!雰囲気ありますね~。

    返信削除