2013年1月6日日曜日

今日は、Epifania の祝日

今日6日〔日〕は、Epifaniaと綴って”エピファーナ”と読みますが、カトリックの祝日です。
伊日辞書によれば、救世主の御公現の祝日、主顕節とあります。

ネットなどで調べてみますと、キリスト生誕後に東方の三博士が貢物を届けに来た日とも。

さて、”エピファーナ”の今日は、子供たちが変装をしたり、お顔に化粧をしたりして親御さんたちと
広場に集い、あるいは親戚筋の方々がお祝いに、お菓子をプレゼントをしたりするファミリー・親族で楽しむ一日です。

子供たちは、前の夜に暖炉の周りに、またはキッチンにお菓子を入れてもらう下げ袋を用意して、
楽しみにベッドに入って翌日を迎えるのです。

丁度、サンタクロースに代わって”BEFANA〔ベファーナ〕”〔箒に跨って、やってくるそうです〕という魔法使いのお婆さんが、1月5日の夜から6日朝方にかけて、暖炉から入ってくると言う伝えです。

良い子には、美味しいお菓子を届け、駄々っ子〔?〕には、炭〔スミ〕を届ける、と言うものですが、
この炭そっくりに作られたお菓子が、売られているそうです。


さて、クリスマス前から飾られていたツリーやネオンなどは、今日をもって外されます。
お正月〔CAPOD’ANNO;カポダンノ〕を挟んで、今日までの一連の祝日〔複数回〕をイタリアでは、
”BUONE FESTE”(ブオネ・フェステ)と称して、グリーティング・カードに印字されるのです。

イタリア語に疎い私は、クリスマス前にイタリア人に「BUON(A) FESTA」と挨拶をした際に、
彼は「BUONE FESTE と言わなくちゃ!」とアドヴァイスしてくれたことが、今、理解できました。

"L'Epifania tutte le feste porta via "       主顕節は、お祭りの締めくくり
という諺もあるそうです。長い長いお祭りは、やっと今日で〆となる訳です。

成程、不断は厄介に感じていましたが、単語の単数、複数の使い分けは、このような歴史的時間、または文化的な過程を得ながら、今日に伝えているのでしょうか。

してみると、文化行事と言葉(単語)とは、一蓮托生の関係で脈々と私たちの生活の中に溶け込んでいるのですね。

早速、今日ならばローマの街中にいるだろう”BEFANA”お婆さんにその辺のところを聞いてみることにしたいと思います。


 


            エピファーナ 今はサルディの はじめなり      元鷹

            (釈)サルディ→SALDOの複数形SALDI(バーゲンセール)のこと        

1 件のコメント:

  1. Befanaは「お買い得」も届けてくれるのですね!
    Piazza Navonaの賑わいが思い出されて懐かしいです。

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