2013年3月14日木曜日

第266代 新法王フランチェスコ 誕生!

3月13日〔水〕21時過ぎに放映されたヴァチカン市国からのテレビ放送で
コンクラーベ(法王選挙)の結果アナウンスを息を飲んでみつめました。

第266代新法王には、アルゼンチン代表の枢機卿 JORGE・MARIO・BERGOGLIOが、選出されたとのアナウンスが放映されました。
新法王名は、PAPA FRANCESCO (フランチェスコ)と発表。

J・M・ベルゴリオ枢機卿は次期法王候補には、ノミネートされていなかった人物だったようです。アメリカ大陸からは、最初の法王となりました。

兎に角、新法王が決定し、サン・ピエトロ大聖堂バルコニーからの新法王メッセージに、大広場に集まった世界からの熱狂的な人々からの熱烈な歓声振りが映りだされていました。



             第266代新法王フランチェスコのメッセージが
                 大広場の信者へ、世界の信者へ送られました。
                 テレビ中継を撮影しました。 

                
                サン・ピエトロ大聖堂バルコニーから就任メッセージ
                中央の白い服を着た人が、新法王フランチェスコ です。
                テレビ中継より撮影しました。

                コンクラーベ 新法王も こんくらべ         元鷹

                  

2013年3月12日火曜日

ファンタスティックなイルカの噴水

モンテマリオは、テベレ川左岸、ヴァチカン市国のほぼ北側にあります。
このゾーンの一角には、5つ星ホテルのカヴァリエル・ヒルトン・ホテルが
建っています。(Via Alberto Cadlolo,101 )

玄関前の中庭には、まるで生きているイルカが勢いよくジャンプしているかのようなモチーフの噴水がありました。

噴水の周囲は闇に隠され、スポットライトに浮かび上がったイルカの噴水は、正にファンタスティック!でした。

ほんのひと時でしたが、一幕の夢心地のシーンを楽しませて頂きました。

                    ヒルトンホテルの玄関を出るとイルカの噴水が

                         帰り支度のゲストをお見送りするかのように映ります。

                         ホテルは小高い丘に位置しています。

                              海に生きるイルカをモチーフにしたところがとても

                                       ユニークです。


                    ゲストらの 道ご案内 イルカする          元鷹
             山に在りて イルカのジャンプ 水飛沫            元鷹 
     

2013年3月11日月曜日

FESTA DELLA DONNA

先日の8日(火)は、「世界女性の日」でした。
この日イタリアでは、又ここローマではミモザの花が大活躍する日です。

イタリアでは、男性がミモザの小枝を女性(奥様、母親、恋人に)に
贈るのが、習わしだからです。8日の朝には、街の至る所にミモザの
小枝を売る露天商ならぬ露天販売人が現われます。

先ず市中の花屋さんを撮影しましたので、御覧下さいませ。
残念ながら雨の日の「女性の日」となってしまいましたが、

それでも雨の中をある女性は、ミモザの小枝をハンドバックに差し込み、
或は胸ポケットに入れては、小走りに颯爽と歩いて行く姿が目立ちました。

ミモザ・ケーキもケーキ屋さんのショーウィンドーに並べられます。
健康的で若々しいイメージを発信するミモザの花は、この日ばかりは、
イタリア中をパット明るくしてくれました。

          
            ピアツァ・サン・シルベストロに近いVIA GAMBEROに
                 あるお花屋さんのディスプレイです。

                
                8日「女性の日」限定のミモザ・ケーキがケーキ屋さんの
                ショーウインドーを飾ります。

                春よ来い ミモザの黄色 ドンナの日       元鷹




2013年3月10日日曜日

AMA ローマ式”街をクリーンにする方法”

ローマに居ながらいつも感心することの一つに”通りの清掃”、すなわち
ゴミが落ちていないことであります。

数年前の南イタリア・ナポリのゴミ問題は、当時日本でも報道されたことを
想い出しますが、逆にローマの場合、徹底した清掃が日々目につきます。

それには、「AMA」の存在を知る必要があります。
[AMA]="AZIENDA MUNICIPALE AMBIENTE"SPA=市環境保全事業会社と訳したらいいのでしょうか、SPAは日本語の会社という意味です。

私はてっきりローマ市の環境衛生局のことを「AMA」と言うのだろうと勝手な解釈を暫くしていましたが、間違いでした。

イタリア人の知人に聞きますと、ローマ市でも大環状線(GRA)内をその領域として、7,500人程の社員が道路清掃・ゴミ,落葉収集、落書き落し等々
市の環境を守る仕事をしている、と言うことでした。

仕事は24時間体制を敷いているのか、夜間にもゴミ収集車が、ゴーゴーと
道路に並べられた大きな鉄製ゴミBOX(これがなんとも大きいのです)を上げ下げして、収集車へ積み込む作業は、見ていても壮観です。

名所旧跡が至る所に在る国際都市ROMAは、世界から毎日数多くの旅行者を迎えています。

その分、ゴミもここかしこと発生するのでしょうが、「AMA」部隊が、昼夜を問わず働く姿を見るたびに、環境美観つくりへの市当局の熱意を感じてしまいます。

それにしても、街を歩きながら煙草を吸うスモーカーのポイ捨ては、何とかならないものだろうか?と嘆くばかりです。


車体にはAMAのシンボルマークが目立ちます。
雨の中、オレンジ色の
ユニフォーム姿の社員が懸命にゴミを集めます。
(テルミニ駅に近い共和国広場にて)

AMA照らす 街の隅々 美を守る     元鷹




2013年3月6日水曜日

お雛祭り演奏会 & ふるさと合唱

3月3日(日)の雛祭りの日は、ポカポカ陽気のローマでした。
この日午後6時から、市内のアウレリオ劇場(LargoS.PioⅤ.4)では、
ソプラノ歌手Shoko Takigami さんによるコンサートが開催されました。

演奏曲目は、日本の抒情歌特集でしたが、特に”春”や”花”にまつわる
日本のこころの歌を集めて、しみじみと聴かせて頂きました。

主な曲目は、「うれしいひなまつり」「さくら」「花」「花の街」など日本の
懐かしい童謡、唱歌を熱唱されました。

日本を離れて生活していますと不思議なもので、一種独特な”故郷へ
の還り現象”(懐かしさが込み上げてくるような気持ち)を感じることが、
ときにあります。

正に今回のソプラノSHOKOさんの歌の数々は、その場に居合わせた
私にとって、否応もなく瞬時にこの現象を招くものとなりました。

ピアニストはローマを中心にイタリア国内で活躍されていらっしゃる
佐藤浩子さんでした。クラッシク曲をはじめ、オペラ歌曲等々、佐藤さんの
ピアノ演奏はまるで”自由自在”に素晴らしい音色を生み出します。

佐藤先生率いる混声合唱団”CASSIOPEA”は、友情出演して日本語と
イタリア語で「ふるさと」を合唱しました。私は、バスパートの一員(唯一の
日本人バス)として参加したのです。

合唱団”CASSIOPEA”では、日本の歌「ふるさと」を昨年夏ころ練習を
始めて、今回で3回目のステージとなりました。

イタリア人団員の皆さんは、日本の自然の美しさを”ふるさと”を歌い、
遠く遥かな未だ見ぬ”GIAPPONE”をこころに描いているのでしょうか。


                Teatro Aurelio 入場口に置かれた
                  案内POPを撮りました。
                  雛段が後ろに見えます。

            おめでとう SHOKOさんの歌 ひなまつり    元鷹

2013年3月4日月曜日

イタリア語の歩みはカタツムリの如し

3月に入ってからのローマは、毎日春の訪れを思わせてくれるような
温かい日が続いております。

バスの中からぼんやりと窓外を眺めていたら、山から採ってきたのだろうか黄色のミモザの枝を一束下げて歩く修道女の姿を歩道に見つけました。

3月3日は、実用イタリア語検定を受験するために、その会場となったローマ日本人学校を訪ねた帰りのバスからの風景のひとコマでした。

さて、私は懲りもせずに”イタリア語検定”をチャレンジしている訳ですが、
タイトル書きのとおり、その歩みはまるで”カタツムリ”の如しであります。

自慢にもなりませんが、検定試験が最初に実施されたのは、間違いがなければですが、18年前の1995年(H7)でしたが、第1回目の検定試験から
チャレンジをしてきた次第です。と申しましても、毎回参加した訳ではございませんが、少なくても10回位の参加?を経験してきました。

特に検定3級は、私には大きな壁となって立ちはだかっています。
今回のチャレンジは、6回目?!にもなります。

これだけ何度も落第が続くと不思議と検定試験への愛着が湧くのかも知れません。シーズン(試験は毎年3月、10月の年2回実施されます)が近づくと自然と体がムズムズしてきます。

言い換えますと「イタリア語上達憧れ、されどヘタクソ症候群」病であります。余り頭の良いひとが、続けるものではないかも知れません。

さて、カタツムリをイタリア語では”chiocciola”(キオッチョラ)と言います。
成程、そうか!e-mailアドレスをお伝えするときには、アット・マーク(@)を
間に入れて、完成させる訳ですが、イタリアではこれを"chiocciola"という言い回しをすることが、解かって嬉しく思った次第です。

こんなハプニング的なイタリア語との発見や出逢いが、私の場合には如何せん、先ほど申し上げました”症候群病”の原因になっているように思われます。

ところで「カタツムリの如し!」さて、伊訳すれば、
「a passo della chiocciola !」とでも・・・名訳、それとも迷訳?でしょうか。

さて、それよりも今回の検定試験の手ごたえはどうだったのでしょうか?
と、お訊ねの方にお応え申し上げます。

立ちはだかる壁は、カタツムリなればこそ乗り越えられそうだ、と。

結果発表は、4月末です。試験が終わった時には、いつも”乗り越えそうだ”
と楽天思考することが、カタツムリのカタツムリたる由縁であります。



            お世話になった”ローマ日本人学校”正面です。
              明るくて広々とした玄関口でした。
             詳しくは、http://www.mclink.it/assoc/sc.gsまで。


            今回の実用イタリア語3級問題用紙です。
              横に撮ってしまいました。これで、何度目?
              早く”PRIMAVERA”が来ますように!

             カタツムリ デンデンムシも マイマイも
                休まず歩け いつか花咲く         元鷹