2013年3月10日日曜日

AMA ローマ式”街をクリーンにする方法”

ローマに居ながらいつも感心することの一つに”通りの清掃”、すなわち
ゴミが落ちていないことであります。

数年前の南イタリア・ナポリのゴミ問題は、当時日本でも報道されたことを
想い出しますが、逆にローマの場合、徹底した清掃が日々目につきます。

それには、「AMA」の存在を知る必要があります。
[AMA]="AZIENDA MUNICIPALE AMBIENTE"SPA=市環境保全事業会社と訳したらいいのでしょうか、SPAは日本語の会社という意味です。

私はてっきりローマ市の環境衛生局のことを「AMA」と言うのだろうと勝手な解釈を暫くしていましたが、間違いでした。

イタリア人の知人に聞きますと、ローマ市でも大環状線(GRA)内をその領域として、7,500人程の社員が道路清掃・ゴミ,落葉収集、落書き落し等々
市の環境を守る仕事をしている、と言うことでした。

仕事は24時間体制を敷いているのか、夜間にもゴミ収集車が、ゴーゴーと
道路に並べられた大きな鉄製ゴミBOX(これがなんとも大きいのです)を上げ下げして、収集車へ積み込む作業は、見ていても壮観です。

名所旧跡が至る所に在る国際都市ROMAは、世界から毎日数多くの旅行者を迎えています。

その分、ゴミもここかしこと発生するのでしょうが、「AMA」部隊が、昼夜を問わず働く姿を見るたびに、環境美観つくりへの市当局の熱意を感じてしまいます。

それにしても、街を歩きながら煙草を吸うスモーカーのポイ捨ては、何とかならないものだろうか?と嘆くばかりです。


車体にはAMAのシンボルマークが目立ちます。
雨の中、オレンジ色の
ユニフォーム姿の社員が懸命にゴミを集めます。
(テルミニ駅に近い共和国広場にて)

AMA照らす 街の隅々 美を守る     元鷹




0 件のコメント:

コメントを投稿