2013年4月2日火曜日

ローマ郊外のアウトレット視察雑記

ローマの気候は、サクラが咲いても未だ肌寒い感が抜けきれません。
まるで春〔PRIMAVERA〕到来直前のセレモニーであるかのように
冬から春へ、季節のバトンが渡されないかのようです。

さて以前から、行かなくてはと気にしながらも、月日だけが随分と経って
しまうことがあるものです。その一つに「Castel Romano Designer Outlet」と言うアウトレットがありました。

テルミニ駅正面左側には、マルサーラ通りが走っています。
HOTELマジソンの看板を目印にして行けば、その辺りが専用バスの
発着場所になっているようでした。

「その辺り」と言いますのも、通常なら在るであろう案内ボード、或は客が
認識できる目印が何もありませんでしたから。従ってあわてずに様子を
伺うことにしました。

と、間もなく発車時刻20分前位に担当と思われる60歳代の男が胸元に
タテヨコ20×30cm程の行き先名を書いた厚紙を掲げて現われました。

さて、ほぼ35分後に専用バスは目的地の停留所〔FERMATA〕に到着。
外観はモダンな感じですが、中に入ってみるとなかなかクラシックかつ
エレガントな建物が目立ちました。

ショップ数は100余店舗ですが、歩いてみると結構見応えがありました。お客様は、殆どはイタリア人家族でした。日本人客は、母娘と思われる
1組のカップルだけでした。

外国人では、ロシア人と韓国人が比較的多いかなと言う印象でした。
入場口からすぐ左側には、インフォメーションセンターがあります。

実は日本語の案内書を欲しかったのですが、案内係の説明では
アウトレットが出来た10年前から用意してあるのは、伊語+英語、
ロシア語+中国語、そして韓国語+ブラジル語の6カ国語、3タイプの
パンフレットだけで日本語のものは無いとの説明でした。

やがて成程そうか、と気付いたことがアウトレットを出てから判りました。
[shopping GUIDE]を受け取ることが出来るボード〔写真参照〕に用意
されたのは、上記のパンフレット〔ショップ案内&マップ〕だけでした。

これまで日本語のパンフレットが用意されているものだと思い込んで
いたことに、自分の頭の固さと一種の恥ずかしさを感じました。

このアウトレットを運営する会社のマーケッティングは、BRICS+地元の
イタリア人とその他外国人〔国際語としての英語を採用〕ということなのだ
と勝手に想定するまでに時間は掛かりませんでした。

 


            3種類のパンフレットを重ねて撮影しました。
                左:中国語+ロシア語、
               中央:韓国語+ブラジル語、
                右:英語+伊語でショップやレストランなどを記載。

             
             

                今が春 BRAND集め OUTLET     元鷹 

              





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