2013年5月8日水曜日

ゲットーを歩く 〔中編〕

目指すはゲットーの中に在るお薦めレストラン〔後ほど記述〕だ。
テルミニ・五百人広場のバス乗り場へ向かい「EXPRESS 40」のバスに乗ることにした。

このバスは、サンタンジェロ城とサン・ピエトロ大聖堂のほぼ中間の位置のところで終点となる。途中の”LARGO ARGENTINA”で下車して、地図を頼りに目的地へ。

土地勘が働いたのだろうか、地図の読み方が正しかったのだろうか、私には珍しく順当にゲットーに辿りつくことができた。

さて、レストラン・”Sora Margherita”は、Piazza delle Cinque Scole,30 であった。結構、レストランやバールが建ち並び、地元の人や観光客と思われるような人達で、賑わっていた。

しかし、ゲットーでおそらく一番の目抜き通りと思われるこの辺りにはお目当てのレストランはなさそうだったので、同業の方に道を訊ねるのは多少の気が引けたものの所在のPIAZZA〔広場〕を聞いてみることにした。

ちょっと奥まった感じがするする場所に広場は直ぐに見つかったもののレストランらしい玄関口は見当たらない。もしかして、ここかも知れないという半間間口にオレンジ色の縄のれん〔暖簾のような下がりもの〕を吊るした入口が目に入った。なるほど近寄れば、看板らしきものが掛かっていた。

左側には客と思われる若い男女が椅子に腰をおろしていた。右側の小ぶりのベンチには、50歳代のイタリア人がしっかりと腰を据えていた。順番待ちをしているのだろうと思いつつ、ゲットー式縄のれんを潜ってみると
主人と思われる男性が、5分ばかり外で待っていてくれ、と言う。

広場には大きな噴水が、存在感をもって水を湛〔たた〕えていた。(写真)
年代物であることは間違いないと思わせる大理石をふんだんに使った水盤が印象的だった。

しばらくすると先ほどの主人が席が開いたので声を掛けてくれた。
奥へ入ってみると細長いつくりで、狭いスペースには、大きな体をした
お客様が窮屈そうに腰かけているのが目に入ってきた。


            立派な水盤を持つシンプルなデザインだった。
                チンクエ・スコーレ広場のシンボルです。
 
 
 
一体レストランと感じさせない、思えないエントランスが、
面白い。入口左にレストラン看板があります。
 
 
これは何 飲み屋じゃないか 縄暖簾   元鷹
 
 

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