2013年7月28日日曜日

ドリア・パンフィーリ宮殿美術館

7月26日〔金〕憧れのドリア・パンフィーリ宮殿美術館を訪れました。
「ドリア・パンフィーリ」と云う音声は、何とお洒落なサウンドでしょうか?!
イタリア語記載では、”PALAZZO DORIA PAMPHILJ”となります。

スペルを良く見ると”PAMPHILJ”(パンフィーリ)の最後字が「J」で
終わっています。次回訪問には、なぜか尋ねてみようかと思います。

かつての宮殿(15c)は、今は美術館として一般に開放されています。
1階に上がると幾つもの部屋(SALA)で仕切られていますが、どの部屋も
これでもかと云わんばかりに絵画や彫刻で満たされています。

特に大きな特徴は、回廊の両側に所狭しと16~18世紀の絵画が、隙間なく飾られているので観る者を圧倒します。これまで尋ねた絵画館などでは、味わうことがなかった驚きでした。

中でも、カラバッジョの絵画「エジプトからの逃避途上の休息」を楽しみに
していましたので、一番奥の部屋で見つけたときには、そっと息を飲む思いでした。

カラバッジョのこの作品は、私の持つイメージ線上にあったものとは全く違った印象を受けたことは、新たな発見、新たな感動と言えます。

近くに寄ってみると、注意書きがあり、「写真複製」と。エッツ!と思いきや
入口に坐っていた学生アルバイト風の監視員に聞いてみると、9月半ばまで、北イタリアのトリノ(美術館)へ貸し出し中との回答を得ました。

それじゃ、次回は10月以降にでも再訪するか、とブツブツ心の中で自問しながら、出口へ向かいました。


ドリア・パンフィーリ宮殿美術館入口。
                場所は、目抜き通りVIA DEL CORSO、305
                     入場料金、1人11€(約1,500円)です。

               
ご覧ください!
ずらっと回廊の壁面に並ぶ絵画は圧巻の一言。
ローマに居ながら、これほどのコレクションを有する
美術館であることを知らずにおりました。
 
宮殿内のパティオ
派手さのない端正な雰囲気があり、美に酔った不整脈を
静かに癒してくれます。エンタシスの間から
オレンジが、御覧戴けますか?
 
 
日々左党 ローマの午後は 絵画酔い   元鷹

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