2013年9月27日金曜日

シチリア紀行Ⅱパレルモ”フェデリコⅡ世”

シチリアは、風光明媚、歴史・文化の多様性など興味もさることながら、
私にはもう一つのぜひ行ってみたい、という動機がありました。

それは、皇帝フェドリコⅡ世(1194~1250)の存在を中公新書
「物語イタリアの歴史」(第4話皇帝フェデリーコの物語)藤沢道郎著を
通じて、何度も読んではその度、大いに感動して勇気を頂いたからです。

その皇帝フェデリコⅡ世の墓を偶然に訪問した市内のカテドラル(中央寺院)の中に発見したものですから、驚くやら嬉しい限りでした。

墓は、寺院の一角に慎ましく畏(かしこ)まって居るように思われました。
入場料は、1.5€でした。絵葉書、CDなどをここで購入できました。

フェデリコⅡ世の石棺は大変立派な作りをしています。観光客が花束を捧げたのか、正面にそっと置かれていました。

フェデリコⅡ世は、その生涯を知る多くの人々の心の中で今でも生きているのでしょうか。係の若い女性の口から、「フェデリコⅡ世は、人気があるのですよ。」と言われ何だか嬉しい心持ちになったのでした。


            カテドラル(中央大寺院)正面左側部分
                全体は、さすがに貫録のある大寺院です。

               
  
             
            大寺院中央右側部分です。12c後半の建造物です。
                フェデリコⅡ世が誕生した時には、既に完成していました。

                
   
            
            フェデリコⅡ世が静かに眠る石棺です。
                ここには、厳粛な空気が漂っていました。
                神聖ローマ帝国、ノルマン・イタリア王国どちらも
                継承した大王だった。


               

               台座の上に花束が数本見えます。茎部分で失礼!
               石碑には、皇帝、シチリア王、と云った字を読むことができます。

               

            中央寺院を出て、バスを待っていると
                シチリア名物の賑やかな装飾を仕立てた馬車が
                 
                軽快なテンポで走り過ぎました。

            

               
                わが想い フェデリコⅡ世 めぐり逢う   元鷹
                
                歓喜なり フェデリコⅡ世 夢の跡    

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