2014年5月5日月曜日

第238話 ”スーパー・マン”との会話

これが本当の話であることこそが、ローマに居ることの面白さの一つで
あると申し上げても良いかも知れません。

その「本当のお話し」を続けたいと思います。

去る4月20日〔日〕夕方でした。場所は、ローマ・テルミニ駅構内。
”スーパー・マン”の姿が眼に映ったのでした。そんなことがあるものか、と己の眼を凝らしてじっと見詰めても間違いない、”スーパー・マン”でした。

  
以下は、二人の会話です。

私:あなたは”スーパー・マン”ですか?名前は”クラーク・ケント”ですか?
 
S:そうです!でも名前は「パスクワーレ」と言います。
私:GYAFUN!

私:あなたは、ニューヨークからローマに来たのではないのですか?
S: いや、私はシチリアのパレルモから来たのです。今日で3日目です。
私:GYAFUN!!

私:1枚記念写真を撮っても良いですか?
S:結構ですとも。でも、1€でも良いですからお金を下さい。
私:然り! (1€を写真撮影代を渡しました)
S:それでは、どうぞ!(ポーズ)

以上が、”スーパー・マン”との短い会話でした。
もうお分かりかと存じます。
シチリアの”スーパー・マン”は、パレルモから出稼ぎに来ていたのです。

ローマには飛行機で、否、空を飛んで来たとも決して思われません。
別れ際に握手をしたのですが、その時のシチリアの”スーパー・マン”の
笑顔は優しい表情だったことが、今でも忘れられません。

ありがとう!シチリアの”スーパー・マン”。


            ローマに現われた愛すべき
                         ”シチリアのスーパー・マン”
            撮影代金だけで採算が取れたのか些か
              気になるのですが・・・ 
            幼い時の夢を果たしてくれたのです!


            パスクワに ”スーパー・マン” 巡りあい
             名こそ留めよ パスクワーレと    
                                  元鷹






0 件のコメント:

コメントを投稿