2014年11月7日金曜日

第294話 カンポ・ディ・フィオーリ広場

やっぱり今年もローマの気象は異常なのかも知れません。
なんと今日まで3日(5,6,7日と)連続して雨が降り続けています。

昨日6日〔木〕は、児童生徒の安全を期して、ということでしょうか、ローマ市内の学校は休校だったと伝えられています。

さて、今日は”カンポ・ディ・フィオ-リ広場”についてご案内します。
多少なりともローマにご関心の在る方なら、雑誌やガイドブックに、この広場を認めていらっしゃることと思います。大変有名な広場の一つです。

場所は、テヴェレ川左岸〔地図の右手になります〕でコルソ・V・エマヌエレⅡ世通りとテヴェレ川に挟まれた地域一帯の中心的存在であります。

古代、中世時代からローマの人々が住みついた歴史の在る旧市街地だった、と云われています。歴史的建造物、教会、神殿、古代遺跡、美術館、由緒ある通り、など魅力の詰まった地域と言えます。

カンポ・ディ・フィオーリ広場の中心には、哲学者ジョルダーノ・ブルーノ〔1548-1600〕の像が立っているのが先ず眼に入ります。

何でもお膝元であるカトリックの教義に対して異端を唱えた罪で火刑に
されたそうですが、その場所に像が立っている、と云うことでしょうか?

面をうなだれて、どうも重くるしい表情なのが、この広場にはそぐわない気がしました。しかし、逆に言えば周囲の空気とのアンバランスが、面白い。

広場には毎日市場が繰り広げられています。八百屋、果物屋、乾物屋、花屋、家庭雑貨屋、等々が所狭しとテントを張り広げています。

そして、その数多くのテント群を囲むようにバール、ピッツェリア、レストラン、トラットリアなどの飲食店とお店が立並び、ユニークで楽しい広場を演出してくれているのです。

そういえば、以前にスパゲッティー、ローマの味の”ラ・カルボナーラ”について載せたことがございました。

時々の話題に上る訳ですが、この広場の一角〔噴水が店頭に有りますからすぐにお分かりになります〕に在るレストラン”ラ・カルボナーラ”が、お店の名の通り、最初に「ラ・カルボナーラ」を作ったと、伝説に成っています。
 

   ※ローマでは良く有る話ですが、人によって変りますのでご承知下さい!




八百屋さん店頭に置かれた赤トウガラシと
            グリーン唐辛子



             
哲学者ジョルダーノ・ブルーノ像
            台座には異端者裁判の様子がブロンズ板に
            彫られています。

            
像正面のブロンズ板に火刑にされた場所と
説明書きされています。
 
左にはテントショップが、右手は食事を楽しむ
            観光客たちで賑わいをみせる広場の風景 



            いつ来ても 花の広場は 人盛り
                                元鷹      

0 件のコメント:

コメントを投稿