2015年2月24日火曜日

第325話 エトルスコ文明を知る タルクイニア 後編

〔後編〕

さて、博物館を終えて外に出てみれば時間は、13時を回っていました。

第2の目的地ネクロポリへ向かう前にお腹を満たしたいと云う気持ちになって、すぐさまインフォメーションCにて教えて貰ったレストランを探すことにしました。

訪ねたレストラン「AMBARADAM」※は、歩いても10分も掛からないマッテオッチ広場にありました。直感的にこの店は、評判が良さそうだなぁ、と思えました。なぜなら、地元のお客さまで賑わっていたからです。
※発音は、「アンバラダム」です。地元のイタリアレストランです。

案の定、オーダーした一品一品は、ローマには求められないローカルな、
それでいて味わいのあるピアット〔皿/注文品〕でした。キノコと栗を煮込んだズッパ〔スープ〕の旨さと具の多さは格別でした。

お腹を満たした後は、真っ直ぐネクロポリに向かいました。ネクロポリの入口は、不注意に歩いていれば見逃しそうなほど間口が狭く、かつ看板が、分りにくい処でした。

入場には、博物館で購入したチケットを見せて入りました。
入場口のショップをでれば、直ぐに小高い丘のように爽やかな風が頬をなぜてくれました。

青空のもと、貸して頂いたルートマップを片手にネクロポリ《お墓/文化》を見て回ることにしました。写真のように全てネクロポリは、地下に在って鉄製の階段を使って下り登りします。

UHHHH!何事も体力が必要だなぁ!などと溜息をつきながら、出来るだけ、紀元前5世紀前後の世界遺産を拝見させて貰いました。

ここ”TARQUINIA”のネクロポリの特徴は、壁画に在るようです。
一般に公開されているのは、およそ20か所ですが、その内の半分は見ることが出来ました。壁画/フレスコの色、デザインは非常に印象的でした。

さて、ここの管理人責任者と思われる方が、お話しして下さったのですが、この遺跡には100か所以上のネクロポリが存在しているのだそうです。驚きです!

益々にエトルスコ人文明にのめり込みそうな気がして参りました。
まだまだ「エトルスコ文明を知る」目標の一歩でしかありませんが、タルクイニアに来たことで、これから先にいい足あとを残した気がしております。


カレーライスみたいですね。
               これが特製キノコ&栗入りスープです。
               12€でした。

            
この様なキャビンの家から地下墓室に
入ります。死後の世界を信じて、家財道具
を持ちこみ、寝室もあるという徹底ぶりです。
 
彼らのデッサン力には驚きます。
 
タルクイニ そよ風撫でる 丘の上    
                  元鷹

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