2015年12月8日火曜日

第428話 南イタリア紀行 ソレント

さて、2日目は今回のツアーでは、私にとっての憧れの聖地となったソレントへ向かいました。宿泊のホテルからは、タクシー代わりのミニヴァンを出して頂きました。

幸いにも親切な運転手で、時間的余裕もあったこともあって、海の見える通りをみせて挙げるとばかり、遠回りしながらペストゥム駅へ向かってくれたのでした。

人懐っこい彼は、是非また来て下さい、次回は自分の車でご案内しますから、とPRをしながらもこの近辺の街の良さを訴えて居りました。
とは言っても、流石にこの地には中々来られるものではないなぁ、と自問自答しつつ私はただ聞いて置きました。

ペストゥム駅から、中継地点のナポリまで電車で戻ります。ナポリへ向かう通勤客で結構車内は込み合っていました。

ナポリで電車を乗り換えて、ナポリ⇔ソレントを往復している電車<片道3.60ユ-ロ>を利用したのですが、運賃は安く時間も1時間余でソレントに着きました。ポンペイやヴェスヴィオ山へ行くにも便利そうな路線です。

さて、ソレント駅の一角には、”帰れソレントへ”(Torna a Surriento)の名曲を作詞したG.B.De.Curtisのブロンズで出来た胸像が建てられていました。もう、駅周辺からは、南国ムードを誘う雰囲気が漂って来ていました。

宿泊先は、G.B.De Curtisが”帰れソレントへ”を作詞したテラス<ナポリ湾を望める>を持つ”Imeperial Hotel Tramontano”でした。

このホテルの敷地では、16世紀の詩人トルクアト・タッソ<1544年3月11日生>が生まれた、との説明がホテルから頂いたリーフレットに書いてあり、驚きました。

ずっと以前になりますが、”タッソの樫の木”のお話しをブログに紹介したことがあったからでした。詩人タッソは、ローマともご縁の深い詩人だったのでした。

その他、著名なアーティストが宿泊先として利用したホテルだったようです。風光明媚、気候温暖な南イタリアのソレントには、国内外からの多くの旅行客が、押しかけてくるのでしょう。

只、この12月はシーズン・オフらしく、街にもホテルにも外国人客は、余り目立ちませんでした。

ホテルに荷物を下ろして、早速海岸線を走るバスに乗って見ることにしました。アマルフィまで、バスにて1時間少々で辿りつけるそうです。
発着場所は、先ほどのソレント駅前広場でしたので、歩いて行ってみることにしました。

※前回同様に写真添付が儘なりません。
  後日纏めて実行させて戴きたいと思います。

           ペスカトーレ ソレントおきに 投げる網
           テラスから ベスビオ高く 靄の中
           憧れの トラモンターノに テラス見ゆ
           ソレントは レモンもミカンも街にあり
           ソレントは 熱海の夜に 似たりけり
                                元鷹 
           

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